打ち切り漫画から創作良作捜索作戦!!  

 2008年 11月26日打ち切り漫画から創作良作捜索作戦!!T
この企画は古本屋さんに眠っている1〜2巻で完結となった漫画単行本
(いわゆる打ち切り漫画)をぶっつけ本番で買って良作を探そう!というものです。
おそらく長く続く?ハズ。
打ち切り作品だからといってつまらないとは限らない。
むしろマイナー人間の私には面白い可能性が高いのである!!
そしてなぜ打ち切りになったのか考えるのも勉強になるハズ!!

=打ち切り漫画を集めるにあったってのメリット=
★財布に優しい(長期物だと続きが気になってつい予算外の衝動買いをしがち。
         気に入ったら新品も買う必要がある。)
★ハズレでも後悔が少ない(ほとんどない)
★苦手な表現や気に入らないキャラがいても読める。

=打ち切り漫画を集めるにあったってのデメリット=
★読み終えたら寂しい気持ちになる。面白かったらなおのこと。
 また、筆者のコメントもどことなく寂しい。
★当たりでない場合無意味に本棚がかさばる(笑)

でも新人さんの初連載の場合、最初から短期連載予定の場合もあるだろうなあ〜。
あと、あからさまな辛口評価はしません♪そうなってしまう場合は
ここには書きませんのでファンの方はご安心ください♪
(そこまで思わせる作品はないと思うが;)

では記念すべき第1冊目はこれ!!「無敵鉄姫(むてきてっき)スピンちゃん」です。

詳細:   巻数/全1巻  筆者/大 亞門(今回で初めて知る漫画家)
コミックス種別/ジャンプコミックス






表紙が可愛いので買いました♪まずキャラクター紹介・・・



スピンちゃん
作品名からおそらく主人公だと思われる。
見た目どおりキュートな女の子の姿を持った
スーパーAIの自立思考型ロボット。
将来は器を変えてエロボットになる予定。
博士の命令に忠実で素直でよい子。戦闘機能も多数。
名前の決め手は単純ににスピンという意味なのか、
それとも「超電磁スピン」(コンバトラーVかボルテスVの必殺技)から
取ったのか、将来エロボットなだけに「すっぴん(裸)」を
もじってつけたのか気になるところ。


部井博士
頭の中はエロと美少女の事ばかりと言う
かなりナイスな性格のマッドサイエンティスト。
個人的に一番好きかもしれない。
自分勝手わがままでわが道を行くそんな彼が好きです。
この漫画の面白さは彼が背負っているといっていい。
彼が好きじゃないとまず面白くないだろうw
いや、すきまでにならなくてもいいけど★(笑)


部井 透瑠
博士の孫。学校に通うため叔父の家にやってきた。
この漫画のつっこみ役兼最大の苦労人。
最初男の子だと思ったら女の子だった!
でも作者は「女と感じさせない女の子」のつもりで
登場させたそうなので思惑通りの反応をした私です。
こうゆう場合男の子を出すのが普通だと思うのだけど
おじいさんのエロギャグにつっこめるのはやはり女性だろうと
そんな所で女の子キャラになったのだと書いてあると
非常に納得できた。


ぺロットちゃん

スピンがいつも連れているぬいぐるみ。
最初はただのぬいぐるみだったけど終盤にて旧式AIを挿入しロボット化。
め、目が怖い!!!でもそこがいい。
ギャグキャラとしては一番ナイスだと思っているw
旧式AIとは信じがたいほど行動と言動に毒があって
かなりのトラブルメーカー。
エネルギー吸収機能を持っており、
他ロボットからエネルギーを吸い取る。(こええ・・・)
省エネのための機能なのだが食料として摂取している節がある。
(自立してるくさい)



テーマは「ダメ人間賛歌」だそうです。
世界観は人間世界にロボットが普通に浸透している世界で
ロボット専門店などもあります。将来そんな世界がやってくるのかなあ・・・。
イメージ的には「ドクタースランプあられちゃん」みたいな話を
めざしているのかな?とも思ったのですがまた違うかも。
まず博士の目的は唯一の自立思考を持ったロボット、
スピンのAIを成長させ「どんなHな要求にも答えてくれるエロボット」を
完成させることである。今の幼児型のスピンの姿は仮で、
AIが成長したらセクシー美女の器に変えられると思われる。
さっきからエロだのHだのと連発していますが
コミックス内にはエロいシーンなどは一切ありません♪
その博士とスピンと博士の孫、透瑠ちゃんがロボット専門店を経営しつつ
困った人を助けたり相談に乗ったりコンテストに出たりと
派手な日常を繰り広げていくのです!そんなギャグ漫画です。
初めての購入なのにお気に入りの一冊となりました♪


●打ち切りの原因を考える。(某厳しい漫画評価版を参照)●
笑えたし(特に博士の思考回路とペロたんの行動でww)
ギャグセンスはけっこういいしキャラクターも濃くすごく良かった!
あえて言えば主人公であるはずのスピンちゃんが
博士のキャラに食われ気味だって事
ですかね
もしタイトルが「スピンちゃん」でなければ私は博士が主人公だと思いますww
なので誰を視点に見るべきか少し悩みましたね。
あともう少し博士、スピン、透瑠の絆を感じたかったかも。
でもギャグマンがだしこれはこれからだったかもしれない。
また、パクリネタが多いので(わざとであって悪意はないパクリです)
理解されない場合つまらなくなるかもしれない。
でも私は分からなかったけど楽しめた!
あと上の3人と天然先生なんかはよかったけど他のホモキャラや引きこもり男は
引く人が多かったかもしれませんね。
でも彼らはレギュラーだったのだろうか??

あと、やたらと「画力が低い」ってかいてあったけど
これで!?十分だと思うのだが・・・
(゚Д゚)(読者ってそんなに厳しいのか!?)
そもそもギャグ漫画って綺麗じゃない方が面白いし。

●終わり方●

ャグ漫画で基本的1話完結物なので
割と自然にしめくくれたのではないかと思われる★
最後に「ごーん」と効果音を鳴らし題名を強調して終わる辺りが
いかにもギャグ漫画っぽくてスキだ♪
あとでアマゾンで調べてみたらこの漫画評価高かったです!!(゚∀゚)
どうも連載雑誌が原因ではないかという声がある。
そうゆうこともありますよね!打ち切りなった漫画も雑誌によってはヒット作になる。
難しいものです。そう、やはり打ち切り作品=つまらないではないんですね!
でもマイナー人間の私がみなと意見が一致するなんてなんだか嬉しいなあ。

 2008年 12月23日打ち切り漫画から創作良作捜索作戦!!U
この企画は古本屋さんに眠っている1〜2巻で完結となった漫画単行本
(いわゆる打ち切り漫画)をぶっつけ本番で買って良作を探そう!というものです。
第2段行きます!!


第2冊目はこれ!!「大泥棒ポルタ」です。

詳細:   巻数/全2巻  筆者/北嶋 一喜(今回で初めて知る漫画家)
コミックス種別/ジャンプコミックス




打ち切り漫画四天王の一つとも言われている作品らしいが・・・
評価サイトの情報では
掲載出来ないほど絵が雑(週間ペースについていけてないらしい?)で
内容も突っ込みどころが満載でトリックが幼稚くさいなどと言われてるが、
読んでみた所・・・別に・・・そうか〜??
別に画力低くないと思うんだが・・・
ジャンプってみんなこんな感じじゃなかったっけ??
(みんなというのはおかしいけど;)
背景も綺麗に書き込んであるし雑という印象は特に受けなかった。
主人公ポルタの目がゆがまず、きちんと綺麗に丸く書いてあるのが
何よりの証拠だと思う。
トリックについては・・・まあ確かに「これぐらいで騙されるなよ!」っと
突っ込みたくなる物はけっこうあったけど国民的泥棒作品のルパン三世も
特に凝ったトリックがあった訳でもなかったし・・・
(あれはキャラの動きが面白いんだよね!)
また、キャラクターについても、おしゃべりでおっちょこちょいのカスケ、
足手まといのサクライを仲間にするなんて泥棒として致命的ともあるが
確かにそうだけど、仲間がみんな無口で有能だったら
漫画にならない訳だし・・・難しいな。
とりあえず泥棒物は難しいという事は分かった!!


物語は泥棒が暗躍している時代を舞台に
大泥棒ポルタとその相棒カスケが失った記憶をよみがえらせる可能性をもつお宝
「楽園のカケラ」を求めて窃盗しまくるお話である(日本語変)
なぜ窃盗しまくるかというと懸賞金を付けられた品を手に入れれば
暗黒政府から懸賞金や有益な情報が得られるから。
「楽園のカケラ」の手がかりもあるかもしれないんだね!


では恒例のキャラクター紹介♪



ポルタ
有名な大泥棒。漫画を読んだ感じではかなりの腕前で
失敗は皆無を感じさせる程のエキスパート。
幼い頃の記憶がないらしく記憶を復活させる事ができる「楽園のカケラ」を探している。
超甘党で常に甘いものを食べているという設定が面白かった!
「性格は決して甘くない」とは言うもののサクライと何だかんだで
付き合ってやっている所を見ると性格もけっこう甘いと思う(笑)
口は悪いけどイイヤツという性格


カスケ
この漫画では一番好きなキャラwこうゆうキャラって好きだなあ
かわいいなあもう
(*´∀`)=3
主人公の相棒でおしゃべりが玉に傷だけど情報収集に関してはエキスパートで
潜入先の見取り図や進入路のサポートなどを担当している。
たまに失敗するけど基本的に完璧。
情報収集モードが普段とギャップがあって面白かったw



サクライ
亡き祖父の形見を取り戻すために泥棒界に足を踏み入れるが
全くの新人で何度も危ない目に合いポルタ達に助けてもらった。
形見を取り戻してもらった事をきっかけにポルタ達の仲間になろうと
する。この漫画のヒロインといっていい。
16歳らしく明るく元気な女子であった。
読みきり版ではなぜか白髪(ベタなし)だった★



上のはあくまでレギュラーの3人であって
もちろん他にも重要そうなキャラはいます★
上の3人を中心に色々出会いがあるんですね★



個人的な面白さとしては中くらいかな?
でも評価サイトで言うほどひどい作品ではないとは確実に思いました。
これからだったと思いますしね。
基本的に泥棒漫画は好きですしカスケくんは良キャラですし♪

●打ち切りの原因を考える。(某厳しい漫画評価版を参照)●
泥棒物を描く事で楽しませる要素って何だろう・・・やっぱり物を盗む部分?
仲間との絆?でも物を盗む所で読者を楽しませるとなると
何がいるんだろう・・・。読者をあっと驚かせる高等なトリック。
でもこれにはかなりの知識が要る。
見つかるか見つからないか、うまく盗めるかのハラハラドキドキ・・・?
でもこれはアニメじゃないとうまく表現するのは難しい。
でもハラハラドキドキさせるなら
主人公はサクライ(カスケでも行けるかも!)がよかったかもしれん!
それでどんどん泥棒として成長していく・・・
ん?サクライはなんで泥棒になるんだ??
盗むときのドタバタ要素はどうだろう?これもけっこう頭使うよね!
何だか考えさせられた!
いずれにしてもこれから面白くなるだろうなという所で終わっていて何ともいえない。
面白さは初めに公表しておかないとジャンプじゃ厳しいって事なのか!?

●終わり方●
かなり中途半端。いよいよ有益な情報を得て
「さあ行こうぜ!」みたいな所で終わっている。
数々の伏線を佩びた謎が散らばったまま・・・絶対3巻あるだろ!
と突っ込みたくなる終わり方でした。
3人組の絆が出来るまでの話・・・と思おうとしても一番親密であろう
ポルタとカスケの出会いでさえ曖昧なまま・・・
(カスケの回想で出会いの話出てくるのだが、
なぜポルタがカスケを選んだのか分からないのダ。
(打ち切りにならなければ後でもっと詳しく説明されたかも!?)
サクライも結局仲間になれたのかどうなのか・・・。
でも最終回2〜3話前アタリで「終了です」なんて言われたら
綺麗に終われる訳ないよなあ。泥棒物や北嶋先生の絵が気に入った方以外は
あまりオススメできないかも!?終わり方的にね
(;´∀`)

 2009年 5月17日「打ち切り漫画から創作良作捜索作戦!!V
この企画は古本屋さんに眠っている1〜2巻で完結となった漫画単行本
(いわゆる打ち切り漫画)をぶっつけ本番で買って良作を探そう!というものです。
第3段行きます!!


第3冊目はこれ!!「ファイアースノーの風」です。

詳細: 巻数/全1巻  筆者/松根 英明(今回で初めて知る漫画家に近い?)
コミックス種別/ジャンプコミックス




私なんでこれが打ち切り作品なのか分からないんです。
絵は丁寧だしバトルは上手いし・・・
ヒットはともかく3巻くらいまでは続いてもいいと思う。
もしかして連載した環境が悪かったんだろうか??
ちなみに私コレ連載当時見てまして、
最終回には
「第1部完」とあり、続きを待ってました。
でもジャンプ上の「第1部完」はあまり当にならないんですね・・・。
次回予告も当てにならないなら何のシステムなんだw
打ち切り漫画紹介の有名サイトでは
「ファンタジーに牛丼が出てくるのはおかしい」とありましたが、
そんなに変ではなかったと思うし物語の面白さにはささない事とも思える。
データベースでも世界感がどうとかと言われてましたが・・・分からん。
てっきり冒頭で主人公が立ちションしてるのが悪かったと思ったんですが
そこは割と好評な部分もあったんですね;
でも共通して褒められているのは
「女の子が可愛い」と言う事。
顔(絵)だけじゃなくてしぐさとかそうゆうのがそそられます。私もそう思います!
なのでヒロインのシーナは可愛いのです♪ゼノもかっこいいけどね★
しかし絵がメルヘンチックな割には手を握りつぶしたり
頭を勝ち割ったり顔を潰したりなど
残酷描写もぬかりがないです!すごいと言うべきか
(;´∀`)


物語は殺された友人の敵討ちをするために旅をする
主人公ゼノが、物語の「鍵」でもある剣と出会い
謎の一味に狙われて運命に巻き込まれて行きます。

では恒例のキャラクター紹介♪


ゼノ
友を殺した相手へ復讐を果たすため旅をしていた所
傷を負い、死にかけている男に「この剣を壊してくれ」と頼まれる。
それによって鍛冶屋のおじいさんやその娘、シーナと出会っていく。
殺戮の悪魔「赤い野獣のゼノ」と恐れられているほど強い。
獣のような戦い方らしい。(おそらく幼い頃魔物の森に落とされたからではないかと思う。)
しかし噂ほど冷酷ではなく、思いやりも合って約束は絶対守るナイスガイだった!
単にテレやさんなんだね♪(違う)


シーナ(アンも♪)
推定14歳で孤児院からあるおじいさんに引き取られ育ったらしい。
14歳らしく笑ったり怒ったり泣いたりと表情豊かで可愛いヒロイン。
最初は、最悪の出会いの上、育ての親であるおじいさんを死なせてしまったことで
ゼノを恨んでいたんですが次第に心を開いていきます。
物語内ではただの女の子的な存在だけど、ヒロインだし、孤児だった事を考えると
本当はゼノと繋がる何か秘密があったのかも?

一緒に写っているのはゼノの相棒「ガムル」。
口からは炎を吐き、翼からは強い風を起こす。
ちなみにメス。シーナに「アン」と命名され仲良くなる。
アンも可愛いんだこれが♪



個人的な面白さとしては最高!
何といってもゼノとシーナのコンビが良かったですからね!
これだけでも買い!
(*´∀`*)

●打ち切りの原因を考える。(某厳しい漫画評価版を参照)●
やはり世界観なのだろうか;確かに世界観に関する説明は無かったなあ・・・。
現代物で無い限りたいていは最初に世界観を説明したりするものだけど・・・
でもそれって編集さんが注意してくれれば済む事な気がするけど・・・(笑)
世界観が曖昧で不安で読者が離れていくとしたら世界観ってけっこう重要なんだなあ・・・。
でも本当にそれだけなのか!?この漫画が連載されている時
他に何の漫画が連載されてたんだろう・・・。
浮いていたのかどうなのか・・・。
今となっては周りの評価が聞けないのも残念だなあ・・・。
でもとりあえず私は大好きな作品である!!

●終わり方●
けっこう綺麗。「ゼノが復讐を果たしシーナを安全な街まで連れて行き、新たな旅に出る」
話だと思えば何とか。でもゼノのせいでおじいちゃんが死んでしまったのは事実だし
ゼノと出会わなければシーナも幸せだったと思えばもとのこもないんですが;
きっとゼノと出会わなくても奴らは来たと言う事でゼノがシーナを助けたんだ!!
しかし・・・続きがまだあるような気がしてならない終わり方ではある。

うやく剣の秘密が分かったし、ゼノは剣の謎を解くのか壊してしまうのか!?
二人は最後は別れてしまうのですが
シーナは「きっときっとまた会える」と言っているし。ああ気になる!!
 
この3人は最高だね!

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